センター長挨拶

 ものづくりセンターは,「ものづくりセンター」および「ものづくり工房」より構成される組織であり,本学におけるものづくりに関連した教育研究の支援を主な目的としています.以下,本センターの業務内容について簡単にご紹介します.

 「ものづくりセンター」には旋盤やフライス盤,ボール盤といった汎用工作機械を始め,コンターマシン,数値制御工作機械,ワイヤ放電加工機および各種溶接機等が設置されており,教職員からの依頼工作に対しセンタースタッフが上記工作機械を駆使し依頼物の作製を行います.スタッフが依頼者の要望や依頼内容の意図について話を伺いながら工作物の詳細設計を詰めていくので,具体的な設計図面が無くとも作製対応が可能です.また,民間企業への外注に比べると格安ですので,経費削減に貢献できることも魅力といえます.

 一方,「ものづくり工房」は学生が自分で工作機械や工具を使用し,ものづくりを行うことを目的とした施設です.教育研究に関すること以外にも,プライベートやサークル等で使用するものでも受け付けています.作りたいものがどうやったら実現できるか,工房スタッフが相談に乗りアドバイスをし,作るものが決まったら工具や工作機械の使い方を教え,安全に作業できるようサポートを行います.学生の皆さんは,安心してものづくりを実践することができます.

 また,ものづくりのプロ集団であるセンター・工房スタッフが行う実験・実習授業の教育支援,および学生のものづくりに対する個別指導は,製造業に就職する学生の多い本学において,学生がものづくりを体験しながらその真髄に触れることのできる貴重な教育の場となっています.座学では学ぶことができず教員では教えることの難しい,ものづくりに対する基本姿勢や作業安全への配慮,ものづくりに関する具体的なノウハウについて,学生は実践的に学ぶことができます.

 ものづくりセンターは本学関係者だけではなく,北海道国立大学機構に所属する帯広畜産大学および小樽商科大学の関係者も利用することが可能です.ものづくり以外にも,装置の機械的な修理や改造,機械工作技術の観点から相談者の要望を実現する手法の提案など幅広く対応していますので,皆様の多数のご利用をお待ちしています.

2024年4月1日
ものづくりセンター長 林田和宏


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